2011年5月から153日間、夫と世界を散歩しました  現在はニューヨークで新たな挑戦に挑んでいます!

2011-03-28

危機意識と文化の違い

前回の投稿にも書いたように、今回の原発問題に対して私とYoshiは全く違う反応をした。これは文化の違いだろう。Yoshiは10代のほとんどをアメリカで過ごし、私は20代のほとんどを日本で過ごした。お互いバイカルチャルだが、どちらかというと、彼は日本的で私はアメリカ的。

アメリカ人は一般的に自己主張が強く、自己決定ができ、自己意識を持っている。自己を重視するアメリカ人に対し、日本人は集団意識を強く持っている。この文化の違いが危機意識に大きく影響している。

自分の身に危険を感じたら、すぐその場から離れよう。
用心するに越したことはない。これが私の反応

仕事と同僚を見捨てられない。自分の勤めを最後までしっかりやり遂げたい。これがYoshiの反応

福島の原発から放射能が漏れ出した時、横浜にいた私たち。
「放射能には勝てない。ニュースを信用できない。仕事より健康が大事。手遅れになる前に自分から動こう」と慌てていたのが私。でも周りは結構落ち着いていて、正直驚いた。よしも、「正しい情報だけを聞いて、冷静に行動しよう」と。

日本人の無私の心に私は言葉を失う。「避難したい気持ちはみんな同じ。でも自分よりひどい目にあっている人がたくさんいる。ここでみんなと一緒にこの危機を乗り越えよう。」これが世界でも例のない、日本人の強い団結心なのではないか。

明日、日本に戻り、予定通り5月に世界旅行に出発できるように旅の準備を続ける予定。

2 件のコメント:

たく さんのコメント...

出発前に会えるといいけどなぁ。

Yoshi さんのコメント...

Taku!コメントありがとう
最初、「たくさんのコメント」を many comments って読んじゃって、誰だろう?って思っていたの(笑)