アルマトイ最後の日はジュリアさんの家でカウチサーフィンをさせてもらった。ジュリアはロシア系カザフスタン人。アルマトイで一人暮らしをしている27歳。とても気さくで感じのいい子だった。
夕方7時ごろにジュリアの家に到着。
最初に聞かれた質問が、「お腹すいている?」
それに対し、私たちはとても日本的な答えをした。
「いや、実はその・・・これから何かを食べに行こうかなと考えていたんだけど、
ジュリアさんはもう食事をした?」
日本語では全く違和感のない返事だが、
彼女にとってとてもあいまいに聞こえたに違いない。
私たちの返事に対して、彼女はこう言った。
「言っていることがよくわからないんだけど、お腹はすいているの?すいていないの?」
私たちは思わず笑ってしまった。彼女の言う通りである。
私たちは彼女の質問に答えず、逆に質問で返してしまった。
日本にいると、日本人離れしていると言われる私たちだが、
海外ではかなり日本的なのだ。
結局、外食はせず、ジュリアがおいしい食事を作ってくれた。話好きで話題が豊富な楽しい子だった。そして、彼女がこんな名言を教えてくれた。
「港の船は安全だが、船は港にとまっているために造られたんじゃない。 」
今の私たちにピッタリな名言だ。 スパシーバ、ジュリア!
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