2011年5月から153日間、夫と世界を散歩しました  現在はニューヨークで新たな挑戦に挑んでいます!

2011-02-18

読書ノート:日系二世、自己啓発、冒険

「質問27 あなたは命令されれば、どこであろうと、米陸軍兵士として、戦闘任務につきますか。
質問28 あなたは米合衆国に無条件の忠誠を誓い、外国または国内勢力によるいかなる攻撃からも、米国を忠実に守り、日本の天皇に対していかなる形の忠誠や服従をも拒否しますか。
・・・私は、27も28も、イエス、イエス、だわ、だって、私は日本へ行ったことなんかないから、何の愛着も持たないし、アメリカ市民として生れ、育って来たのだから、アメリカの不利になるようなことは一切、したくないわ。・・・私たちは日本の政府に何をして貰ったって云うの?日本の大使にしろ、領事にしろ、私たちを、移民、移民ってさげすんで、戦争になったら、私たちがどうなっているかも考えず、交換船で真っ先に帰ってしまった!私はアメリカの人種差別より、日本をもっと憎むわ、十一万七千人の日系人がいることなどこれっぽちも考えず、いきなりパール・ハーバー・アタックを仕掛けた日本になんか、絶対、忠誠心を持てないわ、天皇なんて何よ!」
二つの祖国① より 


「あなたは、いま110歳です。先日タイムマシンが発明され、それを使う最初の人間のひとりに選ばれました。NASAの科学者でもある発明者は、この本を最初に読んだ日にあなたをもどしてくれるそうです。経験豊かな人生の知恵をもったまま、あなたは過去にもどり、若く経験不足の自分自身と15分間過ごすことになりました。あなたは、若いあなた自身に何を伝えますか。どんなアドバイスをしますか。」
ハーバードの人生を変える授業 より


「生まれたばかりの子どもにとって、世界は 異質なものに溢れています。もともと知り得ていたものなど何もないので、あるがままの世界が発する声にただ耳を澄ますしかありません。目の前に覆いかぶ さってくる光の洪水に身をまかせるしかないのです。そういった意味で、子どもたちは究極の旅人であり冒険者だといえるでしょう。歳をとりながら、さまざま なものとの出会いを繰り返すことによって、人は世界と親しくなっていきます。やがて、世界の声は消え、光の洪水は無色透明の空気みたいになって、何も感じ なくなっていくのでしょう。それは決して苦しいことではありませんから、世界との出会いを求めることもなくなり、異質なものを避けて五感を閉じていくのか もしれません。そうして世界がすでに自分の知っている世界になってしまったとき、あるがままの無限の世界は姿を変えて、ひどく小さなものになってしまいま す。そのことを否定するつもりはまったくありませんし、自分もそうならないとは限りませんが、不断の冒険によって最後の最後まで旅を続けようと努力したい とぼくは思うのです。」
いま生きているという冒険 より


 

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