2011年5月から153日間、夫と世界を散歩しました  現在はニューヨークで新たな挑戦に挑んでいます!

2011-09-08

ウィーンでカウチサーフィン

ウィーンでの滞在は2泊と短かったが、カウチサーフィンのおかげで充実した2日間を過ごすことができた。初日はステファンさんという背の高~いオーストリア人男性の家で泊まらせてもらった。上品で、且つワイルドな部分を持つすてき方だった。地元のオーストリア料理店を紹介してくれて、おいしい食事とお酒で盛り上がった。

たくさんの話の中でも特に興味深かった内容は国旗と国民の関係性について。私たちがウィーンに着いてまず気づいたことは、街中で見かける国旗の数が非常に少ないこと。ステファンに聞いたら、それは、ヒトラー時代の記憶と恥がまだ国民の心から抜けていない現われだと話す。ファシズム支持者と勘違いされたくないがために、国民は自国の旗を表に掲げないのだ、と。ナショナリズムとパトリオティズムの違いにとても敏感なのだろう。

日本人も共感できる部分があるのでは?大日本帝国時代以降、日本人の愛国心は大きく変化してきたのではないか?



9月6日。ウィーン滞在2日目はオーストリア人カップルのステファンさん(初日とは別人ね)とジェニーさん宅で泊まらせてもらった。夕食には手作りのパンプキンスープとパンケーキ。友人2人を招いてハウスパーティー。友人は日系オーストリア人のジュンイチさんとフィリピン系オーストリア人のヤキリさん。楽しい話で時間はあっという間に過ぎてしまった。

ヤキリさんの言葉が印象に残っている。「外国人に会うとみんな口をそろえて、ウィーンは音楽の街だというけど、そうなの?」私たちもウィーン=音楽と思っていた・・・「僕の周りでは音楽をやっている人は一人もいないよ」とヤキリさんは笑っていう。

なるほど。外からの印象と実際の現状にはギャップがあるのかもしれない。何事も外から見るのと中から見るのとでは、見えるものが違うよね。


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