さて、問題はロシアからモンゴルに入国した時。イルクーツクからウランバートル行きの列車は4:50AMに出発し、ロシア側の国境に到着したのが8時間後の午後1時半。入国管理官がキャビンに入ってきて、I take passport と言って、私たちのパスポートを持ってどこかへ消えてしまった。パスポートを取られるとどれだけ不安か!3時間待たされ、キャビンの検査があり、ようやく出国スタンプが押されたパスポートが戻ってきた。「やっとほっとしたね」と二人、思わずため息と微笑みがこぼれた。
それから列車は再出発し、45分後にモンゴル側の国境に到着した。またパスポートを持っていかれ、キャビンの検査があり、2時間待たされた。その間、夕食(インタスタント麺とパン)を済ませ、キャビンをシェアしていたモンゴル人のテグシーさんと彼の父親とちょっとおしゃべり。言葉の壁があり、深い会話はできなかったが、とても親切な親子だった。
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テグシーさんとYoshi |
モンゴル人とロシア人の違いについてまず気づいたのは、笑顔。ロシア人はほとんど微笑まない。子どもたちも結構きつい表情をしていた。トムスクで出会ったロシア人に聞いてみたら、「ロシア人に微笑んだら、何を笑っているんだ!と怒られるよ」と注意されたぐらいだ。
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列車からの風景:北モンゴル |
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