2011年5月から153日間、夫と世界を散歩しました  現在はニューヨークで新たな挑戦に挑んでいます!

2011-07-12

国境越えに5時間

これまで7つの国境を越えてきた。ロシアに入国するために、フィンランドでビザを申請。日本国籍の場合、通常2週間かかるので、プラスαの料金を払い、エクスプレス申請をした。5日後には問題なくビザを取得。ロシアの入国審査はフィンランドからの電車の中で行われ、10分で終わった。思っていたよりスムーズだった。

さて、問題はロシアからモンゴルに入国した時。イルクーツクからウランバートル行きの列車は4:50AMに出発し、ロシア側の国境に到着したのが8時間後の午後1時半。入国管理官がキャビンに入ってきて、I take passport と言って、私たちのパスポートを持ってどこかへ消えてしまった。パスポートを取られるとどれだけ不安か!3時間待たされ、キャビンの検査があり、ようやく出国スタンプが押されたパスポートが戻ってきた。「やっとほっとしたね」と二人、思わずため息と微笑みがこぼれた。


それから列車は再出発し、45分後にモンゴル側の国境に到着した。またパスポートを持っていかれ、キャビンの検査があり、2時間待たされた。その間、夕食(インタスタント麺とパン)を済ませ、キャビンをシェアしていたモンゴル人のテグシーさんと彼の父親とちょっとおしゃべり。言葉の壁があり、深い会話はできなかったが、とても親切な親子だった。

テグシーさんとYoshi

モンゴル人とロシア人の違いについてまず気づいたのは、笑顔。ロシア人はほとんど微笑まない。子どもたちも結構きつい表情をしていた。トムスクで出会ったロシア人に聞いてみたら、「ロシア人に微笑んだら、何を笑っているんだ!と怒られるよ」と注意されたぐらいだ。

列車からの風景:北モンゴル

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